2003 2004 2005
(千契約)
■ WIN ■ 1X ■ cdmaOne ● 3G比率
(%)
0 20 40 60 80 100
2006 2007 0
6,000 12,000 18,000 24,000 30,000
(3月31日に終了した各年度)
auの3Gへの移行状況
営業概況
総合的な商品力強化により顧客満足度向上を目指し、 MNP で顧客基盤を拡大
事業環境
2006年度末には、日本の携帯電話とPHSを合わせた累計 契約数が1億台を超えました。コンシューマ向け市場の 成長は鈍化傾向にあるものの、今後も法人市場の伸びに より、まだまだ成長が期待できると見ています。
日本の競争環境を見ますと、2006年10月24日には、携帯 電話番号ポータビリティ(Mobile Number Portability
: MNP)が開始されました。2006年10月には、ボーダフォン 株式会社を買収したソフトバンクグループが市場参入 し、MNP開始後に低料金プランを次から次へと発表しま した。さらに、イー・モバイル株式会社が新規参入し、 2007年3月末にデータサービスを開始しました。
また、公正競争ルールの整備に向けて、総務省の「新競争 促進プログラム2010」の下で開催されているモバイル ビジネス研究会では、販売コミッションのあり方やSIM ロックの解除、MVNOに関する検討など、有識者を交え、 現在のモバイルのビジネスモデルについて、様々な議論 が展開されています。
KDDIはこのような環境変化に対し、日本の携帯電話 市場においては、インフラ、端末、料金、コンテンツの総合力 こそが、顧客基盤拡大の鍵であると考えております。 従って、今後もお客様価値の最大化を基本に、個々の施策 面で常に競争優位を堅持すべく、フレキシブルな対応を 図っていきます。
2006 年度の事業概況
KDDIの好業績を牽引しているのは移動通信事業であ り、連結の営業収益の4分の3を占めております。
移動通信事業の2006年度の営業収益は前年度比6.7% 増の2兆6,774億円、営業利益は8.8%増の3,857億円と、 増収増益となりました。当期純利益につきましては、営業 利益の増加に加え、前年度はツーカーのPDC設備1,043億 円の減損損失計上もあったことから、前年度比44.2%増 と、大幅増益の2,095億円となりました。
移動通信事業において、これまでauでは、第3世代イン フラの強みを活かし、端末、料金、コンテンツの総合的な 商品力の強化により、競合他社との差別化を図ってまい りました。おかげさまで、auは2006年に全国9地域すべてで
「携帯電話サービス顧客満足度No.1」※の評価を受けました。
移動通信事業
■ KDDI ■ NTT DoCoMo ■ SoftBank Mobile -800
-600 -400 -200 0 200 400 600 800 1,000
816
-630
-186
(千契約)
au 853 ツーカー -37
2004 2005
(千契約)
■ WIN契約数 ● パケット定額制契約率
(%)
0 20 40 60 80 100
2006 2007 0
3,000 6,000 9,000 12,000 15,000
(3月31日に終了した各年度) 87%
77% 81%
77%
343
3,252
8,280
14,549
顧客基盤拡大のチャンスであるMNPで、auが着実な実 績を出すことができたのも、これまでの地道な取り組み がお客様に評価された結果だと考えています。
各事業データから見る 2006 年度実績
契約数
2006年度末におけるauとツーカーを合わせた携帯電 話の累計契約数は2,819万契約(前年度比10.8%増)、累 計シェアは29.1%(au:28.2%、ツーカー:0.9%)となり ました。
auの累計契約数は2,732万契約(前年度比20.3%増)と なり、このうち、第3世代携帯の契約数は2,672万契約と、 98%のお客様に第3世代携帯電話サービスをご利用いた だいております。なかでもCDMA 1X WIN(以下、WIN)は 1,455万契約となり、auの契約者全体の53%にまで構成 比を高めることができました。
一方、ツーカーにつきましては、2008年3月末にサービス 終了予定であり、2006年度末時点での累計契約数は87万 契約でした。
この結果、2006年度市場全体の純増数493万に対し、 auの年度純増数は462万契約、ツーカーの純減数187万
契約を相殺したKDDIトータルでは275万契約で、純増 シェアは55.8%(au:93.7%、ツーカー:-37.9%)と、 KDDIが通期でトップとなりました。
MNPの状況
2006年度下期のauのMNPによる純増数は、ポートイン 数が1,150千契約、ポートアウト数が297千契約、差し引き の純増数は853千契約と、ポートインがポートアウトの約 4倍と好調な滑り出しでした。一方、ツーカーは2008年3月 末にサービス終了予定のため、ポートアウトのみ対応して おり、37千契約の純減でした。この結果、KDDIトータルで は、816千契約の純増となりました。KDDIだけではなく、市 場全体の純増数で見ても、前年度下期が267万契約に対し、 2006年度下期が291万契約と伸びていますので、MNPに より市場全体が活性化した面もあると見ています。
MNPの利用率自体は当初予想していたほどではなかっ たものの、auの場合、MNPにより新規契約の獲得も増え、 一方、解約率は低く抑えることができたため、結果とし て、MNPによる純増は高い成果が得られました。また、落 ち込みが想定されたMNP以外の純増も前年度並みで維持 することができたため、MNPによる純増がそっくり上乗 せになるかたちとなり、前年度比で大きく純増数を伸ば しました。
WINの契約数とパケット定額制契約率推移 各社の2006年度下期MNPによる純増数
※J.D.パワー アジア・パシフィック2006年日本携帯電話サービス顧客満足 度調査SM。
MNPで純増になったのは、携帯事業者3社のうち、KDDI のみでしたが、MNPの前後でKDDIの基本戦略が変わった わけではありません。市場では、MNPが始まると、通信料 金値下げや販売コミッションの増加等、料金競争が起こ るのではないかとの見方もありましたが、次のとおり、au の主要指標を見ても、堅調に推移しています。
auの解約率
auの解約率は、第2四半期(7-9月期)には0.95%とMNP 開始直前の買い控えもあり、低い水準にありましたが、 MNP開始後の第3四半期も余り上がらず、1.00%と低位 に推移しました。この結果、2006年度通期の解約率は 1.02%と、前年度比0.18ポイント低下しました。
auの販売コミッション
2006年度のauの販売コミッション単価は前年度と同額 の37,000円でした。MNPは一過性のイベントではな く、今後も続く制度です。KDDIはMNP開始後も販売 コミッション単価を大幅に引き上げることは考えていな いとこれまでも申し上げてきましたが、それは2006年度 の実績にも表れています。
auのARPU
2006年度のauのARPUは前年度比6.1%減の6,610円、 うち、データARPUは順調に伸びており、前年度比6.9%増 の2,020円でした。一方、音声ARPUは2006年8月から開始 した「無期限くりこし」の会計処理の影響もあり、前年度 比10.9%減の4,590円でした。
「無期限くりこし」については、会計処理上、無料通話分 のうち、お客様が使い切れず、翌月以降に繰り越された分 は売上に計上せず、前受けの処理をしています。その 結果、導入当初は「無期限くりこし」の上限に到達するま で見かけ上、ARPUは低く出てしまいます。この会計処理 の一時期的な影響を除けば、全般的にARPUは堅調に推移 しており、ハイエンドのWINの割合が順調に増加してい る点がARPUを下支えしていると見ています。
総合的な商品力強化に向けた取り組み
2 0 0 7年度中にはかねてからの中期的目標であった シェア30%、3,000万契約の達成も視野に入ってきまし た。次に、このインフラ、端末、料金、コンテンツの4項目に ついて、KDDIの取り組み状況をご紹介します。
高品質なインフラ ∼EV-DO Rev.Aの開始∼ KDDIは現在WINで採用しているCDMA2000 1xEV-DO
(以下、EV-DO)方式を軸に他社との差別化を図ってい ます。EV-DOは、データ通信専用の技術のため、高速・大容 auの2006年度下期純増数内訳
2006年度
/下期
2005年度
/下期
計2,831千
*(2,906千)
計1,996千
*(2,665千)
■ MNP以外の純増 ■ ツーカーからの同番移行 ■ モジュール純増 ■ MNP純増
* ( )は市場全体の純増数。 0 500 1,000 1,500
1,230
75
38 1,252
673
706
853
2,000 2,500 3,000
(千契約) ポートイン数: 1,150千 ポートアウト数: 297千 MNP純増: 853千
量のデータ通信に適したシステムであり、EV-DOの導入 により、KDDIはビットあたりの通信コストを大幅に引き 下げることができました。EV-DOならではのインフラの 強みをベースに、KDDIはEZ「着うたフル®」や「ダブル定額 ライト」など、他社に先駆け、次々と魅力的なサービスや 料金プランを導入してきました。
2 0 0 6年9月にはE V - D Oの機能を拡張し、B C M C S
(Broadcast Multicast Service)を導入しました。BCMCS により、従来の1対1通信のユニキャストから、1対nの マルチキャスト、つまり、多数のユーザ向けの一斉配信が 可能になりました。こうした効率的なデータ配信機能を 活用し、「EZニュースフラッシュ」や「EZチャンネルプラス」 など充実したコンテンツをより手軽にご利用いただける よう、サービス面での拡充も図りました。
さらに、2006年12月にはEV-DOのアップグレード版で あるEV-DO Rev.Aを導入しました。EV-DO Rev.Aでは、下 り最大3.1Mbpsへの高速化に加え、上りの速度について も、従来の154kbpsから最大1.8Mbpsへと飛躍的に向上 します。KDDIはEV-DO Rev.Aの展開により、商品競争力の 源泉であるインフラ面でさらに差別化を図っていきます。
魅力的な端末 ∼充実したラインナップ∼
日本では「ケータイで音楽といえば、au」というイメージ が定着していますが、音楽の次には、映像にこだわるとい うことで、ワンセグ(携帯電話などの移動体向け地上
デジタルテレビ放送)機能の搭載も充実させています。 ワンセグ対応機種数は2006年度末までに発売された14 機種に加え、2007年夏モデルではさらに7機種搭載と、 WIN端末についてはほぼ標準搭載になりつつあります。 また、デザインという視点から携帯電話の新たな価値を 創出する「au design project」の第6弾として、世界初の 2 6万色Q V G A有機E Lメインディスプレイ搭載モデル
「MEDIA SKIN」を発売いたしました。このように、端末の 高機能化、お客様ニーズの多様化・個性化に合わせライン ナップの充実を図ると同時に、端末コストの低減で着実 に実績が出ているのはauの大きな強みといえ、今後も さらなる商品力の強化を図ります。
また、KDDIが「au design project」のモデルとして発表 した「INFOBAR」、「talby」、「neon」の3製品と「MEDIA SKIN」のコンセプトモデルが、2007年1月にニューヨーク 近代美術館(The Museum of Modern Art, New York / MoMA)のコレクションに選定されました。いち早く携帯 電話のデザインに注目したKDDIの取り組みが評価され たと自負しています。
料金 ∼パケット定額制をはじめとした、お客様の ご利用形態にあわせたメニュー∼
EV-DOのコスト優位性を活かし、多くのお客様がリッチ なコンテンツを気軽に利用出来るように、月額1,000円
(税込1,050円)から始まる「ダブル定額ライト」を導入し
通信方式によるデータ伝送効率の違い
アップロード強化/
目的 音声通信/高速データ ダウンロード強化
QoS対応
方 式 CDMA 1X W-CDMA CDMA 1X WIN
HSDPA CDMA 1X WIN
[CDMA2000 1x] [EV-DO Rev.0] [EV-DO Rev.A]
帯域幅 1.25MHz 5MHz 1.25MHz 5MHz 1.25MHz
通信サービス 音声+データ 音声+データ データ データ データ
接続タイプ 回線交換+パケット 回線交換+パケット パケット パケット パケット
最大伝送速度(bps) 下り上り 154k 384k(2M) 2.4M 3.6M 3.1M
64k(154k) 64k(384k) 154k 64-384k 1.8M
セクタースループット(下り) 約220kbps 約1Mbps 約800kbps 約3-4Mbps 約1Mbps
効率(bps/Hz) 0.18 0.2 0.64 0.6-0.8 0.8
た結果、従来はそれほどデータ通信をご利用にならな かったお客様を新たに定額制に取り込むことに成功しま した。「ダブル定額」と合わせて実にWINのご契約者のう ち、2007年3月末時点で77%のお客様にパケット定額 サービスをご利用いただいています。
お客様の視点に立った多様な料金メニューを、音声 サービスにおいても提供しています。新しい料金メニュー として2006年2月より、2年間の継続利用を条件に、単独 回線でご契約いただいても、月々の基本使用料を「家族割」 と同じ割引率でご利用いただける「MY割」を導入し ました。また、2006年8月には月々の無料通話分の余りを、 一定の金額まで無期限で繰り越すことが可能な「無期限 くりこし」も開始しています。
コンテンツ ∼WINの特性を活かした様々な楽しい コンテンツ∼
パケット定額サービスの普及に伴い、通信料金を気に せずに手軽にモバイル・インターネットを利用できる 環境が整ってきました。今後、携帯電話の新たな利用シーン が拡がり、そこに従来の通信料金以外の新たな収入源 が期待できると見ています。
KDDIは、特に、音楽ダウンロードサービスに強みを持っ ています。対応携帯電話端末の普及や、高速ダウンロード が可能なネットワークの全国展開においては、競合他社 を圧倒しており、「ケータイで音楽といえばau」という イメージが定着しています。また、音楽に続いて映像への 取り組みも強化しており、2006年12月より音楽ビデオを 中心としたビデオクリップのサービスも開始しました。
また、2006年7月には、Google Inc.と提携し、他社に 先駆け、検索機能の充実にも取り組んでいます。Google 検索を導入した結果、検索連動広告が順調に伸びており、 直近の2007年1-3月期では、モバイルの広告収入の約半分 を占めるほどに成長しています。
その他、2006年11月には、グリー株式会社と提携し モバイルSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)、
「EZ GREE」の提供を開始しました。また、株式会社三菱東 京UFJ銀行と提携し、モバイルネット銀行の設立準備を進 めるなど、従来の通信以外の新たなビジネスドメインの 開拓にも取り組んでいます。
EZweb・Eメールの支払額
ご利用パケット数 ダブル定額ライト
〈参考〉 ダブル定額
12,500パケット まで1,050円 12,500∼52,500 パケット 0.084円/パケット
¥1,050
¥2,100
¥4,410
12,500 40,000 52,500 84,000
52,500パケット 以上4,410円
ダブル定額ライト 携帯事業者への周波数割当状況
800MHz
現在 今後の変化
CDMA2000 NTT DoCoMo PDC / W-CDMA
1.5GHz
PDC NTT DoCoMo
PDC PDC SoftBank Mobile
-上下の入れ替えを含む周波数 再編を2012年までに完了 - auへの周波数割当容量の合
計は変更なし
1.7GHz 〈全国〉-割当先:
〈東京、大阪、名古屋〉 -割当先候補: FDD方式への新規割当
EMOBILE NTT DoCoMo
2.0GHz
CDMA2000 NTT DoCoMo W-CDMA W-CDMA
SoftBank Mobile
-割当先: TDD方式への新規割当
ip mobile
2006.3 2006.6 2006.9
(千契約)
ツーカー契約数
2006.12 2007.3 0
1,000 2,000 3,000 4,000
ツーカー 契約数 2,739
2,341 1,916
1,428 872
■ auへの同番移行
■ ポストペイド
■ プリペイド
ビジネス携帯の進化
未開拓市場へのチャレンジ
– 法人向けモバイルソリューション –
KDDIは、今後市場拡大が期待できる、法人向けモバイル ビジネスにも積極的に取り組んでいます。その一環とし て、au初の無線LAN対応端末「E02SA」を2006年7月に発売 しました。「E02SA」では、社内ではVoIP(IP電話)による内線 電話として、社外では携帯電話としての利用が可能になり ます。この「E02SA」を利用して構築される内線ソリュー ションの総称を「OFFICE FREEDOM」とし、機器ベンダーな どパートナー企業との協業により提供しています。従来の 大口顧客向けにお客様の宅内にauの基地局を設置し、社内、 社外を1台のau携帯電話でご利用いただける「OFFICE WISE」に加え、さらにお客様の幅が広がりました。
また、2007年4月より、同一法人名義で2∼10回線をご 契約するお客様を対象にした「法人割」を開始するなど、 それぞれのお客様のニーズに合わせ、商品ラインナップ の充実を図っています。
ツーカーサービスの終了に向けて
ツーカーについては、2008年3月末にサービス終了を 予定しており、2007年3月末時点で87万契約のうち、40万 契約がポストペイド、47万契約がプリペイドとなっています。
ツーカーのお客様については、2005年10月よりMNP に先駆け、電話番号を変えずにauへ変更可能となる同番 移行を開始し、移行数は2006年度に143万契約、2005年 10月以降の累計では213万契約と順調に推移していま す。2006年度末の87万契約に、同番移行数累計213万 契約を合算すると300万契約となりますので、同番移行開始 前の2005年9月末時点でのツーカー契約数353万契約に 対し、約85%のお客様が引き続き、KDDIのサービスをご 利用いただいている計算になります。
ツーカーの設備については、既に2006年3月末にPDC 設備1,043億円を、残りの鉄塔などの共通設備についても 2007年3月末に396億円の減損を実施しております。 2007年度については引き続き、お客様にauへご移行いた だくためのコストが発生しますが、ツーカーのサービス 終了により、KDDIとしては、従来の2方式から、CDMAに 一本化したネットワーク運用になりますので、今後さら に事業効率の向上が期待できると見ています。
B01K
法人端末第一弾として 大容量バッテリー、 高セキュリティの
「B01K」をリリース!
au初の無線LAN搭載端末
「E02SA」をリリース!
E02SA
タフネス性能を実現した、
「E03CA」をリリース!
E03CA
To be continued
ツーカーのauへの移行状況
出典:各社資料、TCA(電気通信事業者協会)
移動通信市場データ
3月31日に終了した各年度
(千契約)
20,000 40,000 60,000
2003 2004 2005 2006 2007
KDDI 17,832 20,591 23,132 25,439 28,189
■ au 14,049 16,959 19,542 22,699 27,317
■ ツーカー 3,783 3,632 3,590 2,739 872
■NTT DoCoMo 43,861 45,927 48,825 51,144 52,621
■SoftBank Mobile 13,963 15,002 15,041 15,210 15,909
合計 75,657 81,520 86,998 91,792 96,718
累計契約数
(千契約)
10,000 20,000 30,000 40,000 50,000
2003 2004 2005 2006 2007
EZweb 12,541 15,700 18,259 20,523 23,533
■ au 10,854 13,886 16,469 19,390 23,322
■ ツーカー 1,687 1,814 1,790 1,133 211
■i-mode (NTT DoCoMo) 37,758 41,077 44,021 46,360 47,574
■Yahoo!ケータイ (SoftBank Mobile) 12,162 12,956 12,874 12,875 13,265 モバイル・インターネット接続の契約数
10,000 20,000 30,000 40,000
(千契約)
2003 2004 2005 2006 2007
■1X+WIN (au) 6,806 13,509 17,935 21,828 26,720
■FOMA (NTT DoCoMo) 330 3,045 11,501 23,463 35,530
■SoftBank 3G (SoftBank Mobile) 25 138 917 3,038 7,660
3G契約数
(分)
50 100 150 200
2003 2004 2005 2006 2007
● au 182 176 166 158 147
● ツーカー 152 145 126 103 67
● NTT DoCoMo 168 159 151 149 144
● SoftBank Mobile — — — — —
MoU
(Minutes of Use/
1契約あたりの月間平均通話時間)
(%)
2 4 6 8 10
2003 2004 2005 2006 2007
● au 1.80 1.49 1.44 1.20 1.02
● ツーカー 2.40 2.40 2.00 3.60 8.20
● NTT DoCoMo 1.22 1.21 1.01 0.77 0.78
● SoftBank Mobile 1.90 1.90 1.89 1.59 1.50
解約率
(円)
2,000 4,000 6,000 8,000 10,000
2003 2004 2005 2006 2007
■ au 7,570 7,440 7,170 7,040 6,610
うちデータARPU 1,290 1,640 1,740 1,890 2,020
■ ツーカー 5,330 5,020 4,470 3,960 2,960
■NTT DoCoMo 8,130 7,890 7,200 6,910 6,700
うちデータARPU 1,750 1,970 1,870 1,880 2,010
■SoftBank Mobile 7,260 6,730 6,150 5,890 *5,120
うちデータARPU — — — — —
* 2007.3期のARPUは、四半期実績の平均。
ARPU
(Average Revenue Per Unit/ 1契約あたりの月間売上高)
東京電力の FTTH 事業統合など、今後のブロードバンド推進に向け事業基盤を強化
営業概況
固定通信事業
事業環境
日本の固定通信市場は、現在、直収化・IP化・ブロードバンド 化への転換期にあります。総務省の「新競争促進プロ グラム2010」の下で開催されている、「ネットワークの中 立性に関する懇談会」「ユニバーサルサービス研究会」な どにおいて、IP化の進展に対応した競争ルールの在り方が 有識者を交えて検討されています。
日本のブロードバンド市場では、ADSLが純減に転じる 一方で、FTTH(Fiber To The Home、光ファイバ)市場の 立ち上がりも加速しつつありますが、高速・高品質なFTTH の特性を活かした映像サービスの普及という観点では、 著作権法上の問題などもあり、まだ本格的な立ち上がり とはいえない状況にあります。
FTTHの映像サービスでは、IPをベースとした「IPマルチ キャスト」という方式でデータ送信を行いますが、従来、IP マルチキャストは著作権法上「(有線)放送」ではなく、「自 動公衆再送信」に該当するため、放送番組をIPマルチキャ ストで再送信する場合、事前に作曲家や実演家、レコード 会社などの権利者から個別に許諾を取る必要があり、 権利許諾の難しさが指摘されてきました。しかしながら 2006年12月の著作権法の一部見直しにより、放送番組の IPマルチキャスト方式による同時再送信が可能になるな ど、通信と放送の連携に向けて、環境整備も徐々に進展し つつあります。
2006 年度の事業概況
固定通信事業では、音声サービス、ブロードバンドでの インターネット接続サービスなど、各種固定通信サービス をコンシューマならびに法人のお客様に提供しています。
2006年度の営業収益は前年度比15.3%増と、2桁増の 7,144億円となりました。「KDDIメタルプラス」拡販によ る音声売上の増加や2006年1月のパワードコムとの合併 による上積みもあり、前年度に引き続き2期連続の増収と なり、固定通信事業でも増収体制に転換しています。損益 面では、前年度の「KDDIメタルプラス」のエリア拡張や、 パワードコム合併に伴い、減価償却費が前年度に比べ265億 円増加している中で、「KDDIメタルプラス」の採算改善も あり、固定通信事業全体の営業赤字は490億円と、前年度 比123億円縮小しています。
大きなトピックスとしては、2007年1月に東京電力株 式会社(以下、東京電力)のFTTH事業の統合を完了し、 ブロードバンドの推進に向け、着実に事業基盤の強化を 図っています。
2005 2006 2007
(千契約)
0 200 400 600
91
167
592
(3月31日に終了した各年度)
FTTH契約数の推移
各事業データから見る 2006 年度の実績
「KDDIメタルプラス」
「KDDIメタルプラス」はKDDIが提供する直収型固定電 話サービスです。NTTに代わってKDDIが電話回線を提供 するため、従来の通話料収入に加えて、電話基本料も新た にKDDIの収入となります。「KDDIメタルプラス」は「電話 のみで十分」というお客様をターゲットとしたサービス ですが、インターネットを利用される方には、ADSLまた はダイヤルアップによるサービスも提供しています。
2006年度は「KDDIメタルプラス」の開通も順調に進み、 年度末の開通実績は前年度比101万契約増の281万契約 となりました。このうち、2割強のお客様が主にADSLと セットで利用しています。
「KDDIメタルプラス」の2006年度売上は925億円、 ARPUは音声、インターネットを合わせて3,320円でし た。これらの売上により、携帯電話・IP電話などへのシフト によって、従来減少傾向にあった音声売上も2005年度下 期以降、上昇に転じています。「KDDIメタルプラス」の損益 面では、2005年度は立ち上げ期であったため拡販コスト が先行し、期間損益で見ると大幅な赤字となりましたが、 2006年度は、前年度にご契約いただいたお客様が通年で 収益に寄与すると同時に、拡販コスト等が抑えられたた め、採算改善が順調に進んでいます。
「ひかりone」(FTTH)
FTTHサービスについては、事業統合に先立ち2006年6月 から、首都圏の戸建て向けに、新たに「ひかりone」として 東京電力との統合サービスの提供を開始しました。併せて従 来KDDIが提供してきた全国主要都市における大規模集 合住宅向けの「KDDI光プラス」についても、「ひかりone」 に改称しました。
また、2007年1月には、東京電力のFTTH事業統合を完了 し、KDDIは首都圏の提供エリアで約1,000万世帯にアク セス可能なFTTHネットワークを保有することになりまし た。2006年度末のFTTH契約数は、事業統合による上積み もあり、前年度比43万契約増の59万契約でした。
2005 2006 2007
(千契約)
0 1,000 2,000 3,000
41
1,799
2,813
(3月31日に終了した各年度)
KDDIメタルプラス契約数の推移
IP ・ブロードバンド化の推進に向けた取り組み
「KDDIメタルプラス」の取り組み
今後、営業の軸足をFTTHに移していくにあたり、「KDDI メタルプラス」の採算改善は、2006年度の大きな課題で したが、順調に契約数が増加しており、一定の成果が出た と考えています。サービス開始後3年目となる2007度に ついては、当初の計画通り、通期ベースでの黒字化も見え ています。
2006年度末時点で「KDDIメタルプラス」の9割以上が 個人のお客様ですが、中小企業のお客様向けにも注力し た結果、前年度末に比べ法人のお客様も着実にこの1年間 で増えています。
「ひかりone」(FTTH)の取り組み
KDDIは、ブロードバンド世帯の多い首都圏で、東京電力 との協業により、FTTH事業の成功モデルを作ることが先 決と考え、「ひかりone」サービスの魅力を向上させるべく 様々な取り組みを行っています。
「ひかりone」については、インターネットの提供プロパ イダーを「@nifty」「BIGLOBE」など、順次拡大し、2006年 度末時点で7社となりました。さらに、2006年12月には、
「ひかりone」の戸建て向けについて、屋内配線に代わり、 インターネットを宅内のどこでもご利用いただけるよ う、宅内の電力線を利用した「高速PLCモデム」を、2007年 1月には、テレビ用の同軸回線を利用した「同軸ケーブル モデム」の提供を開始するなど、サービスの拡充を図りま した。
なお、販路についても、従来の量販店のPC販売コーナー 中心から、auショップでの取り扱いを開始するなど、auの 顧客基盤を活かしたクロスセルにも取り組んでいます。
CATV会社との連携強化
KDDIは、CATV会社に対して「ケーブルプラス電話」を 提供し、「多チャンネル放送」「インターネット」「電話」に よる本格的なトリプルプレイサービスを提供できる体制 を支援しています。2006年度末時点で、提携CATV会社は 25社となりました。
また、2007年7月からは、JCNグループの連結子会社化 も予定しており、FMBC(Fixed Mobile and Broadcast Convergence)に向けて、映像サービスのノウハウ蓄積を 図るとともに、顧客基盤の拡大に取り組みます。
法人向けサービスの強化
法人市場では、広域イーサネットサービスが今後の 成長を期待されている分野です。2006年1月に同サービス のリーディングカンパニーである株式会社パワードコム と合併したこともあり、広域イーサネットの2006年度の 売上は前年度比2倍以上の5 5 3億円に伸びています。 KDDIの豊富な法人向けサービス及びソリューションと 組み合わせることで、より利便性の高いサービス提供が 可能となっています。
また、2 0 0 6年8月には英国の大手通信事業者のB T
(British Telecommunications plc)と、企業向けグローバル アウトソーシング事業の展開に向け、新会社を設立し ました。さらに、ユニアデックス株式会社と提携し、2007 年4月より、通信ネットワークからICT※の設計構築・保守 運用までをワンストップで提供するICTサービスを開始 するなど、他社との連携により、事業ドメインの拡大を 図っています。
※ ICT: Information and Communication Technology
固定通信市場データ
(千契約)
5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000
(3月31日に終了した各年度) 2003 2004 2005 2006 2007
■ADSL契約数 7,023 11,196 13,676 14,518 14,013
■FTTH契約数 305 1,142 2,897 5,458 8,804
■CATV契約数 2,069 2,578 2,960 3,309 3,610
合計 9,397 14,916 19,533 23,285 26,427
ブロードバンド契約数
(千人) (%)
20,000 40,000 60,000 80,000 100,000
20 40 60 80 100
(12月31日に終了した各年度) 2002 2003 2004 2005 2006
■ 利用者数 69,420 77,300 79,480 85,290 87,540
● 人口普及率 54.5% 60.6% 62.3% 66.8% 68.5%
インターネット利用者数
20% 40% 60% 80%
100% *1 *2 *3 *4
(2007年3月末)
(3月31日に終了した各年度) 2005 2006 2007
市内 県内市外 県外 国際 市内 県内市外 県外 国際 市内*1 県内市外*2 県外*3 国際*4
■KDDI 12.3% 15.1% 18.7% 22.2% 10.8% 13.2% 16.5% 19.5% 9.1% 11.3% 14.1% 16.5%
■SoftBank
Telecom 6.7% 8.9% 11.0% 12.5% 5.4% 7.3% 9.1% 10.4% 5.0% 6.7% 8.3% 9.3%
■Other companies
total 7.0% 7.8% 9.6% 8.0% 5.6% 5.4% 8.0% 6.6% 4.2% 4.7% 5.9% 4.6%
■ NTT 74.0% 68.2% 60.7% 57.3% 78.2% 73.1% 66.4% 63.5% 81.8% 77.2% 71.7% 69.5% Total 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0%
出典:総務省、マイライン事業者協会 事業者別マイラインのシェア
セグメント情報
3月31日に終了した各年度
百万円 百万米ドル
移動通信事業 2003 2004 2005 2006 2007 2007
営業収益 — — 2,312,537 2,510,395 2,677,445 22,681
グループ外売上 — — 2,293,525 2,484,202 2,662,550 22,554
電気通信事業 — — 1,751,053 1,903,427 2,017,516 17,090
附帯事業 — — 542,473 580,775 645,034 5,464
セグメント間売上 — — 19,012 26,193 14,895 126
営業利益 — — 292,251 354,439 385,689 3,267
当期純利益 — — 171,698 145,303 209,458 1,774
フリー・キャッシュ・フロー — — 190,636 266,178 294,838 2,498
EBITDA — — 548,859 605,172 598,134 5,067
売上高営業利益率 — — 12.6% 14.1% 14.4% 14.4%
EBITDAマージン — — 23.7% 24.1% 22.3% 22.3%
百万円
(参考) au事業 Tu-Ka事業
2003 2004 2003 2004
営業収益 1,626,273 1,831,786 318,070 274,329
グループ外売上 — 1,817,333 — 267,929
電気通信事業 1,197,244 1,367,038 255,412 223,040
附帯事業 429,029 450,295 62,658 44,890
セグメント間売上 — 14,453 — 6,400
営業利益 53,786 239,469 6,200 16,304
当期純利益(損失) 21,005 129,995 (3,227) 8,043
フリー・キャッシュ・フロー 96,571 207,251 52,137 54,951
EBITDA 245,092 437,651 66,471 72,097
売上高営業利益率 3.3% 13.1% 1.9% 5.9%
EBITDAマージン 15.1% 23.9% 20.9% 26.3%
* 2005年10月に移動通信事業セグメントに統合されたことに伴い、2005年3月期以降は非表示とさせていただきます。
百万円 百万米ドル
固定通信事業 2003 2004 2005 2006 2007 2007
営業収益 601,874 623,104 596,041 619,314 714,351 6,051
グループ外売上 — 529,119 494,729 518,716 610,365 5,170
電気通信事業 556,047 484,512 451,632 470,391 548,675 4,648
附帯事業 45,827 44,607 43,096 48,325 61,690 523
セグメント間売上 — 93,984 101,312 100,598 103,986 881
営業利益(損失) 60,290 16,421 (310) (61,309) (49,036) (415)
当期純利益(損失) 32,264 (29,935) (4,413) 26,362 (23,448) (199) フリー・キャッシュ・フロー 116,927 74,232 (3,066) (102,317) 6,303 53
EBITDA 176,809 112,402 87,494 41,451 80,890 685
売上高営業利益率 10.0% 2.6% -0.1% -9.9% -6.9% -6.9%
EBITDAマージン 29.4% 18.0% 14.7% 6.7% 11.3% 11.3%
百万円 百万米ドル
その他事業 2003 2004 2005 2006 2007 2007
営業収益 196,656 80,371 81,381 103,504 108,704 921
グループ外売上 — 50,680 46,399 57,896 62,345 528
セグメント間売上 — 29,691 34,982 45,607 46,359 393
営業利益(損失) (1,002) 545 951 4,381 6,858 58
当期純利益(損失) (9,868) (3,439) 1,565 34,861 3,571 30
売上高営業利益率 -0.5% 0.7% 1.2% 4.2% 6.3% 6.3%